ガネーシャママのこらむ
ガネーシャママのこらむ

私は開新堂の見守りマスコット
「ガネーシャママ」です。

~プロフィール~
2人の子育て真っ最中のアラフォーママ。
趣味:ヨガ
マイブーム:家族で行く魚釣り
開新堂の新しい女性STAFFです。
宜しくお願い申し上げます。

「人生何があるかわからないから面白い」vol.63

所竜也様とのご縁は平成9年からの長いお付き合いを頂いております。
お父様の家業を継ぎ研鑽を積み平成31年度岐阜県議会議員に見事当選されました。紹介状や挨拶状などに捺印する議員角印も作って頂き益々ご活躍を期待されます。
実印から認印に至るまで議員に当選する前よりしっかりとしたお考えの元弊社の吉相印鑑が功を奏したと考えております。これからも長いお付き合いよろしくお願い申し上げます
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弊社のお客様の中には様々な肩書きの方がみえます。多種多様な分野でご活躍しておられ、吉相印鑑作印後大きな変化があったという嬉しい報告を頂いております。数字や唯物論では語り尽くせ無い「ご縁」というものが時代が変わっても存在すると強く確信致します。

ガネーシャママ

「ウチに無いモノは無い!」 vol.62

20年前に亡くなった母方の祖母はいつも「うちに無いモノは無い」が口ぐせでした。
だから子供の頃、祖母の家へ遊びに行って好きなモノを何でも買ってもらったのです。
しかし高学年になるとさすがに何も無い事に気付き始めました。
祖母は明治生まれで戦争を経験して福島県浪江町から東京へ越して小さなアパートに暮らしていて今考えれば日本中が何も無い所から始めさせられた凄まじい富に対する飢えを経験したと思うのです。
しかし孫にあたる私や弟には何不自由無いモノを提供する事が豊かさの価値だったのかも知れません。
しかし祖母は亡くなる迄私に何かを与えようとばかりしていました。
翻って私は大人になり大層な高価なものを欲しがらなければ足りないモノを探すのが難しい程のモノに囲まれて生活しています。
今考えると何も無かった時の方が心が豊かだったのかもしれません。
自家製で拵えた味噌汁は同じ福島県何処を探しても見つかりません。
浪江町であの時遊んだ親戚も今は行方知れずです。
今、私が一文無しになっても他者に対して「与える」寛容さがあるかと問われると自信がありませんが希薄にみえる人間社会の中でも皆心は繋がりたいと思っている筈と明るく考える様になれたのも祖母のお陰なのかもしれません。
かつて弊社の周りは材木団地で煙突が建ち並び、舗装されていない道をオート3輪が砂埃を挙げて走り抜け、交差点で横転はしょっちゅうで居合わせた人が力を合わせて車を持ち上げる姿を見てまいりました。
車に傷が付いたとか怪我をしたから損害賠償とか言う人もいないステキな時代でした。
新しい元号に「和」が入っている事から昭和の懐古主義に浸る私はそんな人が人を思いやる時代になって欲しいと心から願います。
あの時の祖母の台詞の様に「ウチに無いモノは無い」精神で良い時代にしたいモノです。
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有る事を知ってしまうと無い事象に対し人間の脳は耐えられないほど不自由になってしまう様です。今あるモノや人に感謝し「令和」を迎えたいモノです。

ガネーシャママ

元号を画数上で観た「平成」 vol.61

新年を迎え、平成もあと僅かとなりましたね。
私は仕事柄、人の名前や屋号、商品名などを多角的な角度から見る癖がありこの度、元号の変遷に伴い近代史の屋号と時代背景を鑑みて深遠な学びと日本の未来に期待を込めて情報を発信致したく存じます。
先ず「明治」は変化を明らかにして治める17画の吉数です。
永く続いた江戸時代の古い体質から大政奉還があり江戸城無血開城。西南戦争後大日本帝国憲法発布。日露戦争勝利と17画がもつ質実剛健さが冴え渡る時代でした。
そして「大正」は8画末広がりで剛気運の吉数。
正しさを大きく主張する事が出来る時代になりました。
民主主義社会の樹立。デモクラシーも女性の人権保護も権利という社会正義の元に成り立ち、第一次世界大戦が勃発した際、実質日本はあまり痛手を負う事なく勝利しました。
そして「昭和」は明治と同じ17画の吉数。
しかし陽の元で和を重んじる語源は矛盾が孕んでいてこの頃の日本人は平均年齢も若くとにかく陽の力が強い為,熱いのです。5.15や2.26事件などの軍のクーデターから大東亜戦争に突き進む姿は大正から続く日本人の美学である「正しさ」で敗戦後の復興も早く、オリンピックや万博を開催しバブル期にはアメリカの経済的シンボル。ロックフェラーセンタービルや不動産を買い漁りました。お金持ちになって暫くしてバブルが崩壊します。
そして「平成」はなんと!12画の凶数なのです。頑張っても成果が報われ難い浮沈運という数字の法理が働きました。
確かに平らに成る意味はよく感じる30年でした。戦争はありませんでしたし昭和時代の学生紛争や大がかりなクーデターはありませんでした。
しかし、経済はバブル崩壊の後始末に随分と時間がかかり阪神大震災やサリン事件、東日本大震災、豪雨などの災害と経済不振に人々は苦しめられました。
日本のお家芸である物作り企業は外資企業の傘下に入り日本が海外に発信する種は小規模な伝統技能ぐらいになってしまいました。
労働人口も外国人の方に頼らないとシフトが回らなくなって来た経済の現場は大きく様変わりしました。
私は勤勉で真面目な日本人の後ろ姿が大好きです。
画数で全ての陋習が凝縮しているとは思いませんが次の元号には大きな期待をしております。

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出来れば大吉の画数を掲げて5月1日を迎えたいものです。

ガネーシャママ

贈り物には縁起が付き物 vol.60

先日お客様より、「吊り雛」を頂戴致しました。江戸時代より伝わる伝統文化で雛人形を飾ることが出来なかったご家庭でも女の子が居れば優しく育ちますようにと一枚の布を縫製し一つ一つ手作りの人形を誂えてあります。
他にもホオズキや桜、ツバキなど植物なども吊るされております。
春の陽気に包まれて何より食べ物に困らない様に「五穀豊穰」が祈りと感謝の原点だとか。
岐阜では墨俣町で飾る風習が遺っております。
弊社もお客様のご印鑑を一つ一つ手作りする工芸品の部類に入りますからこの吊り雛に幾重にも重なる時間と愛情が横溢している事を感じます。師走になりお歳暮などの頂き物が多い中、本当に贈って嬉しいモノ。贈り物に込められた人の想いが形よりも目に見えない「信頼」を頂いた様に思えます。縁起とは文字通り縁を起こす訳ですから定期的に縁が切れる事なく互いを尊重し、地域では祭りを開催し縁の乱舞が全て歴史に裏打ちされた事実です。
先祖が大事にして来た風習には必ず意味があるからに他なりませんね。
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本当に感謝申し上げます。3月まで弊社のお店に飾らせて頂いております

ガネーシャママ

弊社が象牙印材に拘る理由 vol.59

皆様もご存知の通り、象牙は現在国際法上で輸出入は禁止されており在庫管理も厳しい義務を課せられております。
それでも未だ象牙の需要はございます。象牙の質感には石やツノには無い重厚感と人肌に馴染むしなやかさや気品があるからだと確信致します。
アイボリー色から使用するたびにその人色に染まり20年も経ると存在感すら神々しいのです。
これは象牙を保有した人にしか分からない醍醐味なのかも知れません。
象は自身の死期が近づいて来ると自ら群れから離れて一人の場所へ移動し群の仲間たちも死臭が分かる為か死期が近い象に鼻を這わせ弔いをする非常に頭が良く慈悲深い動物なのです。
自然死した象に採掘できる牙があればそれを有り難く頂戴しアフリカの方の雇用や治安維持の為に資金が投入され限られた資源を大切に使用する事が最大の目的でもあります。
象牙には毛細管があり朱肉を着けると吸い込みますから印影は綺麗で長持ちする事から古代から印鑑として使われて来ました。
三味線の撥にも象牙独特のしなりがある事から師範級の方がこよなく愛し弟子へと踏襲する慣習もある様です。
大変貴重ではありますが、弊社はその価値をお判り頂ける方が人生の伴走者として御守り印鑑になればと思い今日も象牙印材を加工し磨き、篆刻致しております。

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ガネーシャママ

印面のあれこれ vol.58

印鑑に篆刻される名前の形には様々な形が御座います。
公印と呼ばれる役所などに使用される印面は篆書体という楷書体の基礎になった書体が用いられております。
とりわけ紙幣に捺印されている印面もコレに当たります。しかし個人印は区別しなくてはなら無い為、弊社では篆書体の手足が伸び切った型取りで縁に文字がくっついた書体を創業時から使用致しております。
なぜなら公文書と私文書は扱いが違う為使い分けが必要であるという古来の神道精神と文字と枠との接点は画数を増やすという先人の知恵の結晶が詰まっているからです。
印面はその人の影の顔です。文明が印面に白昼の光を当て、始めて顔に人間の中心が据えられたという事実が与えられる様に生き様や人となりを印面が全て補い表の顔である目に見える名前もあなた様の存在を肯定する呪文と化すと思います。
今一度、印鑑に篆刻されている印面を見つめてみてはいかがでしょうか。

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印面は人で云う影の顔ですね。やはり人相や手相があるように印面にも印相があって然るべきでしょう。印面が汚れていませんか。今一度ご確認頂きますと幸いです。

ガネーシャママ

表札学のススメ vol.57

弊社の取り扱いの中には吉相表札がございます。
素材は檜で書き上げたものにニスを3回程重ね塗りをして陰干しで約1週間で出来上がります。主に表札は家の名札といわれます。
掛け方は諸説ありますが昔の家は欄間か張りがございましたのでその真ん中に掲げるのが普通でした。
何故なら家には神棚や仏壇があり不浄や無礼になる為、靴を脱いで家に上がる習慣が連綿と続いております。
玄関は神社の鳥居と同じでその真ん中には神社名が明記されている様に義体化させた「厄祓い所」が玄関の役務でもあるのです。
現代建築の場合、防火法の関係で二メートルの高さが無いと家を建てられませんので向かって右側に掲げて頂くと良いと思われます。
お葬式に出席した後、自身に塩を振るなども家の中に目に見えない何かを入れたく無い日本人ならではの死生観を垣間見得ます。
玄関は家人を外出する際に後ろ姿を見守り、帰宅したら厄祓いをする内界と外界の狭間に揺れる出入り口なのです。
鳥の巣が玄関に出来ると縁起が良いと言われますがこれも「鳥居」の名残りで鳥の居場所が良い家は繁栄すると言われる事から玄関が多少汚れても鳥の巣を壊さず暖かく迎えるお宅があるのも日本古来の神道精神からなのでは無いかと思われます。
表札もその一端を担う縁起モノでございます。
今一度、家の玄関を掃除がてら敢行されてはいかがでしょうか。
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家の顔でもある玄関に表札を掲げる事は昔ながらの日本人が大切にしてきた家徳制度でもあったと思います。都市化が進み匿名性が跋扈する中、敢えて家人を名乗る事は逆に防犯にも繋がるとも言われます。家にバッジという名札を着けて御守り代わりに掲げるお客様多いです。

ガネーシャママ

高校野球から学ぶ「現実の向こう側にある世界」 vol.56

アウトになると分かっていて一塁にヘッドスライディング…
無情にも審判がアウトの判定をして走者は突っ伏して涙する。
こんな姿を見せてくれるのは高校野球ぐらいではないでしょうか。
未来を夢見る少年少女達、ビジネスマン、受験生、主婦、戦中戦後世代の方々など様々な立場や肩書が違っても甲子園での球児に対して私達は吸い込まれる求心力と躍動感心奪われてしまいますね。それは恐らく日本人ならではの散り際の美学を持ち合わせているからに他ならないのではと感じております。
今年も私は彼らの暑い戦いを観て目頭が熱くなった一人なのです。
話は逸れますが人生の中で勝敗を分ける事は数多あり、勝つ事の重要性は指導者に教わる事がセオリーです。
とりわけビジネスの世界では結果が出て始めて評価されそこまでのプロセスは理解されない事が多々あります。
しかし人生の全てを勝ち負けだけに拘泥してしまうととんでもないミスリードをしてしまう事もあります。
現実に対応することは大切ですがしかし、物事の本質を見ようとする場合は現実の向う側にある普遍的なもの、抽象的なものが何であるか捕まえる事の出来る視線を持たなくてはなりません。
とても哲学的で、非現実的ですがこの曖昧さを甘受出来ないと決まった結果しか得られない事を私はこの仕事で学びました。
人生は思いがけないサプライズに溢れているから努力しよう。
たまたまこの試合には負けたけど人生に負けた訳では無く「負けた経験を得た事象」が遺り糧となるのだ。何かに失敗してもレジリエンス(回復力)を磨き打たれ強い人間に練磨されるのだと負けが多い私は強く信じています。
大阪桐蔭×金足農業の試合は球児だけでは無く私達一人一人に大きなヒントを与えてくれたのではないかと思います。
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杉江はおじさん草野球にも所属していたこともあり高校野球には格別の視線を送って居たようです。沢山の涙と汗。嘘偽りのない世界につい焦がれてしまうのは私たちが大人になったからでしょうか。きれい事だけでは生きていけない資本主義の中で穢れのない金の卵を自分の過去と投影して視てしまうのも事実ですね。しかし東北勢は大熱狂で、縁もゆかりも無い人々が金足農業高校を応援していたのも事実ですし、大阪桐蔭は王者の風格で素晴らしかったです。
女性からみても熱狂の渦にまきこまれた100回記念となる甲子園。感謝しかありません。

ガネーシャママ

日本人のお盆 vol.55

お盆が終わりましたね。
正月と並び7世紀頃から都に住む貴族を中心に広がった行事の一つだそうです。
連綿と続く歴史は信頼の裏付けで、日本人はつくづく義理堅く先祖に尊崇の念を忘れない事が慣習にございます。
鮭の様に必ず帰るという帰郷意識は島国日本であるからに他ならないでしょう。
仏壇に手を合せることやお墓参りする事なども必ず「目に見えない畏怖の念」があり目に見える表を見せるには裏の充実が必要になって来ます。
各々のお宅に信仰する宗派がありその大元は何処にあるのか辿ってみて頂くのも「裏の充実」となります。
日常がいかに有り難いものかを再確認する為非日常を創り出す為、縁日や盆踊りをして家族や親戚、ご近所さんとの絆を深める大切な息抜きとも捉えられます。
ちなみにわたくし、杉江家のご本尊は東本願寺で最近100年に一度の大修繕を終えたばかりという事で京都まで足を伸ばしてお参りさせていただきました。
世界最大の木造建築という事で大変学びを得たお休みでした。
皆さまも是非ご先祖様が祀られる菩提寺を知って頂き縁が深まるときっと良い絆を築けるものと感じます。いです。
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弊社が扱う印鑑も実は「裏の充実」かと存じます。
表にあるお客様のお名前を影を遺す印鑑に篆刻する行為はまさに隠された真実で裏の充実を整える事で表の世界が明るくなる理想を説いています。
先祖様や近所様と繋がりを大切にして絆を深める日本人らしい夏はお盆休みがあって成り立つものですね。残暑厳しい折皆様のお身体ご自愛頂きますと幸いです。

ガネーシャママ

昔と違う現代の夏 vol.54

毎日暑い日が続いておりますね。
皆様には水分、塩分補給など体調管理をしっかりとして健康維持に努めて頂ければ嬉しいです。
杉江とも話しておりましたが暑さの質が年々変わっていないか。
それとも食文化や過度な人間関係のストレスもあるのではないか。
という疑問を昔話も織り交ぜて話してもらいました。

僕は幼少期、身体が小さくてスポーツ万能な少年ではありませんでした。
しかしなぜか中学校ではバスケットボール部に所属し、高校ではソフトテニス部をやり遂げました。
とりわけ、今の様な夏は厳しくて少しでも休憩していようものなら先輩に酷く叱られました。
当時、時代は不良ブームで後輩は先輩に絶対服従しないと拳骨が飛んで来たものです。
今ではあり得ませんが死人が出てもおかしくない根性論が定説でした。
しかし何故あの厳しさに耐えられたのか今でも不思議です。
もう30年以上も前の事ですが命の危険に晒された過去があると人間は生きることに前向きになるせいか、灰色の想い出が芳しく愛おしいくなるのでしょうか。
現実、秋口になり過ごし易い季節になるとあれだけ嫌だった暑さに対しても何故か寂しさを少し感じるものです。人間に備わった「生きる」という脳幹が一旦休憩に入ると聴いた事が御座います。
さて、現代はコンビニやファミレスなどが乱立し食べ物と情報環境が大きく変わり人間の適応限界ギリギリのところまで追い詰められている部分と歴史的な猛暑が重なり危険な状態が続いているものと感じます。
異常を感じる前に無理をしない対策で夏を楽しみながら乗り切って頂ければ幸いです。
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記録的な猛暑と連日報道されると小学校のプールにも行けず私たちが味わった夏の心地よい日差しや友達との公園遊びも「危険」というキーワードで今の子供たちに夏の良い所を伝承出来ないのも寂しいですね。
しかし命に代えられるものはありませんので十分注意致しましょう。

ガネーシャママ

目に見えない充実が成功の要諦 vol.53

アジサイが綺麗に咲き誇っております。
ジトジトした梅雨時だからこそ色彩豊かな花を咲かせます。
アジサイの色は主に青や赤、紫などがございます。
アジサイの花の色は何で決まると思うでしょうか。
それは土の養分で決まるそうです。
アジサイの色の変化を握る重要な成分、それは「アントシアニン」と「アルミニウム」です。つまり青は土質が酸性。赤はアルカリ性。など、まさに植物のリトマス紙ですね。
土が植物に欠かせないものであり我々人間にも土が無いと生きていけません。
土は地味ですし万物を受け入れる器とも言います。
木が根腐れをするのも土がこの場所では花を咲かす事は出来ないよと草木に諭しているのかもしれません。
私たち人間社会も足元よりかなり先の未来を想像して憂いたりしますが先ずは今立っている場所を土の様な気持ちで水面下の充実を図ることが盤石な未来を作り上げていくことかとぞんじます。

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雨が降るきせつならではの話題ですね。曇りの日にアジサイが真っ青に咲き誇る街道を走ると気が洗われる気分になれます。
土には全ての生きとし生ける者に欠かせない存在。とりわけ今の日本は土にこそ目を向ける事が大事なのでは無いかという事象が多いですね。

ガネーシャママ



ゆびきりげんまん vol.52

三菱財閥を一代で築き上げた岩崎弥太郎。
彼は銀行へ商船を買うためのお金を借りる際、一切担保が無かったそうです。
そのかわり

「このお金を返せなかったらどうぞ私を笑って下さい」

という書状を書き残しました。
武家社会が終わっても約束を守れない男は男では無い…という戒めが明治時代には有ったようです。
子供の頃、友人と約束を交わす時ゆびきりげんまんをした事を覚え居ませんか。
つまり約束破ったら指を切るという残酷ではありながらも大人社会でも規範として通用していたのです。

私たちの仕事でも「小切手」が使われていますし、郵便切手も約束の塊です。
とりわけお金に関する事に切手が出て来るのは米がお金の代わりとなり回して行く事で経済が活性化する事も視座に富んでいます。
苗は手で植えますし銀行で不渡りを出すと手を切る(縁を切る)事にも意味します。
約束は守るべきこととして心得ておきたいものです。因みに小切手には多数の印鑑が捺印されております。法人銀行印、住所印、割印など…
これらが一致しないと現金化出来ません。
実は印鑑が約束の急先鋒と言えるのです。約束と規範…大切にしたいものです。
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約束事の背景には相当の覚悟が無いと罰が与えられるという戒めでもあるのでしょう。私も小さい頃は沢山「ゆびきりげんまん」をして友人との邂逅を深めたモノです。手に纏わることならば「約束手形」が一番ゆびきりげんまんに近いモノかもしれません。全てお金が絡んでくる事象も実にシュールです。

ガネーシャママ



占いは依存したら裏切られる事実 vol.51

「私の先祖はガマガエルです。祈りを捧げている間に願いを伝えればお答え致しましょう」

 バブル期に、ある料亭の女将が趣味で占いを行なっておりました。
お客さんで来ていた証券会社の営業マンが「無理だと思うけど株の売り買いがわかればいいんだけどね。」
と無理を承知で頼んだ所「ガマガエル信仰に従って頂ければ大丈夫です」と言われ彼女が祈り捧げ声を上げる中、銘柄を伝える証券マン。
「それは買い!」「売り!」と言葉が返って来ます。
 それはピタリと当たりました。
それからそこの料亭の裏には証券会社の社員が列を作り彼女の言う通りに株の売買を行っておりました。
それが15年当たり続けたのです。しかし、バブル崩壊後借金で運用していた株は価値がなくなり銀行が焦げつき数千億円という負債が発生。
 ガマガエル信仰も証券会社も銀行も一瞬で吹き飛びました。
作り話しでは無いかと疑いたくなる様な時系列ですがこれは占いに振り回された人達の実話です。
占いは依存したら裏切られるという教訓を表している事象でもあります。
弊社も商品の性質上、学術を取り入れておりますがあくまでも占いでは無く統計学として活用し真実に近付いて頂く為に利用させて頂いております。
 アンフェアに立ち回る人には必ずリスクが伴います。
知識を知性として昇華して頂きますと幸いです。
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占いの根源はサムシンググレートで五穀豊穣から始まったと聴きます。お金儲けの為や相手を呪う信仰は日本人には合わないようです。
あくまでも参考に、、という態度で接していたいものです

ガネーシャママ



究極の愛は利他に生きること vol.50

弊社の吉相印鑑は8割がギフトとしてのご購入を頂いております。
心に余裕があり愛が深いお客様が多いので私も夢中で鋭意篆刻と祈りを捧げております。
贈られた側にも様々な人間ドラマがあり作って頂いて直ぐにライフパートナーと出会ったり、新しい命を授かったりとこちらも感動で目頭が熱くなるなる事が御座います。
二宮尊徳がこんな素敵な言葉を遺しております。

「人間の体の組み立てを見なさい。
人の手は我が方に向いて我が為に便利に出来ているが、向こうに向けて押してやる事も出来る様になっている。鳥獣の手はこれに反して自分の方へ掻く事しか出来ない様になっている。
だから人たる者は他の為に押し譲るという道があるのだ。それを自分のために取る事ばかりに努力して他の為に譲る事を忘れてしまった者は、人にして人にあらず、禽獣と同じである。恥ずかしい事では無いか、ただ恥ずかしいだけでなくて、天理に反する事であるから遂には滅亡するだろう」

ちょっとドキッとする様な戒めの言葉の羅列ですが的を射ている一文です。尊徳は5歳の時酒匂川が氾濫、所有の田畑を流され、貧困のどん底から一家を再興後、600の貧しい村を立て直しております。愛と利他の塊ですね。
与え続ける人には与えた分以上のギフトとサプライズが用意されていて、与えられ続ける事が当然だと感じる人はいつか行き詰まり人から物を奪う事になります。
与えられたら与える愛のバトンリレーが良縁でありますから争いなど起こりうるはずがありません。
昔からあるお互いさまの精神はこの小さな印鑑屋からも沢山の学びを得ることが出来ます。
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「私の手は人を癒やす為にある」というマザーテレサの言葉を思い出しました。行き倒れになった戦地での行き先の無いけが人や死期近い人に手を取って愛を与えて居た姿に、感銘を受けます。与える人間であり続けたいですね。

ガネーシャママ



挫折から立ち上がる才能 vol.49

伝記に残る偉人は背水の陣で所業にあたり、国家や家族を守った軌跡があります。彼等は人生に保険などかけておらず、孤独でただ魂の揺さぶりに突き動かされていたのです。だから沢山の人に感動を与えられたのです。

「挫折も無く無難でスマートに立ち回って生きてきたエリートの自叙伝なんか読みたいでしょうか。」

私はこの言葉に激しく同意致します。アルベルト・アインシュタインは勉強は出来ても人間的なバランスは悪く集団に馴染めなかった為18才で放浪の旅に出ております。
バイオリンを弾きながら各地を転々とし続け時空の歪みや宇宙論の研究に没頭します。彼は相対性理論が発表される前にも沢山の研究をしていましたがその論文は唾棄され何度も挫折を味わっております。それでも孤独に研究を重ねた結果相対性理論は多くの人に知れ渡る事になります。
恐らく彼が放蕩な生活を送らなければ近代科学の礎にはらならなかったでしょう。
「孤独感というのは一種の帰巣本能で結局は皮膚感覚が全ての情緒の巣。いずれ帰る場所は決まっているから愛せる」
とも言っています。
誰もが避けたい苦心惨憺を自分から選び取る人は稀です。
そして平凡を選択し挫折はしたくありません。しかし、人生の底辺を味わった所から起死回生を遂げた人の話は厚みがあって感情が高ぶります。
私達は全能な幸せは与えられておりませんが戦後の動乱期に比べれば生活のレベルは格段に向上しました。しかし不遇な挫折は突然やってくるかもしれません。
人間の値打ちはそこからどんな姿勢で昇りつめるかで評価が変わって来ます。
ピンチはチャンスとも云います
しかしチャンスというものは今すぐ捕まえなければ間に合いません。
次のチャンスに便乗して後を追いかけるなどという発想は機会損失の連鎖となる思考を持ちましょう。
人の人生に歴史ありと云いますからアインシュタインの伝記の様に一冊の本がかける様、石碑に想いを刻める人生を前向きに歩んで行きたいですね。

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若いときの苦労は勝手でも、、、というと年齢がばれてしまいますが、、
一瞬の苦労も過ぎてしまうと美しく代わってしまう時空の歪みみたいのものは年を重ねるたび感じる事然りです。
チャンスの女神の後ろ髪は見えたらすぐ掴み取りましょう!

ガネーシャママ



安住の独房か欠落した自由か vol.48

私は吉相印鑑を作印頂く際必ず鑑定とお客様の来し方行く末をお聴きしております。
九星気学や命名数秘学だけでは割り切れないその方の悩みなども相談頂いております。しかし東洋学ではどうしても不足する部分がありますから、西洋学でもあるメンタル心理カウンセラーの資格を取得させて頂いたのです。
人の琴線に触れますから無いと危険なのです。
自分の悩みを具体的に話せる人は8割解決に近づいております。
しかしどんな言葉を投げかけても無表情で何にも興味を示されない方は臨床心理士の先生に相談を促させて頂きます。
では心の中(脳内)はどの様な世界観になっているのでしょうか。
ニーチェやフロイトなどの哲学者が同じことを言っております。

「漂流者が飢えや渇きで倒れるのは生理的な欠乏そのものより寧ろ欠乏に対する恐怖である。」

現代人の殆どが物理的な欠乏より欠乏に対する恐怖で自分の身体を蝕んでいるのです。
恐怖は自己防衛から来るものですから健全な精神構造なのですがしかし私達はいつから漂流者になったのか、、、様々な情報の海に飲まれ栄養を摂り過ぎて容量が足りなくなってきた為でもあります。
悩みの根源は幼少時代から遡り過去の自分と対峙しなくてはならないのです。
時代は評価経済に移行しておりますからお金を持つ喜びと同時に
「あなたが必要な存在」
として評価してもらう事が幸せの条件になっていきます。
貨幣決済から評価経済に変遷する過渡期に私達の存在意義を確かなものにする為自分が必要とされる場所へ身を置き向き合う時間が必要なのです。
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鬱病患者は先進国ほど多いと云います。物質を抱えるほど不安になり海水を飲むように欲望の赴くまま動いてしまうのが人間の弱い所ですね。
精神的に辛いときほど自分の過去にしっかりと寄り添って見つめてみるのも良いですね。

ガネーシャママ



人的地動説という哲学 vol.47

一つの事象について幸、不幸を判断しがちな昨今、私達は何かを得ないと幸せになれないと洗脳されているような情報社会に身を置いております。
かつてのローマ帝国は古代ギリシャの提唱した地球(神)は万物の中心で他の惑星が回っているという「天動説」を唱え誰も疑いませんでした。
しかしポーランドに住むコペルニクスの太陽を中心とした「地動説」に人生をかけたガリレオの生き方に男気と爽快感を覚えます。彼は敬虔なカトリック信者だったからです。
かつてのイタリアでは国家がカトリック教の総本山だったローマ帝国で聖書に書かれていない地動説を是とする者は異端者として断罪されるのです。
忸怩たる想いを背負ったままガリレオは自作の望遠鏡で月のクレーターを発見したり金星の満ち欠けを観測しました。「落体の法則」を発明する為ピサの斜塔で鉄球を落として重さの大小に関わらず同時に落下する事実を書籍化しイギリスに飛火したアイザックニュートンが触発され「万有引力の法則」が誕生したりと、大多数の民衆が正義と信じて疑わない中信念を貫いて研究を続けたガリレオは宗教裁判で有罪になってしまいますが、1992年にカトリック教会が正式に名誉を回復しております。
科学と宗教は切り離して考えなくてはならない事が白日の下に明かされました。私が予てからの懸念しておりますのは日本人に多い自虐史観による自信の喪失は大多数による皆んなと足並みを揃えなくてはならないという脅迫にも似た「富の平均化」にあると思うのです。
地球が太陽の周りを回っているように、、、
成功したら幸せになるのではなく幸せだから成功するのです。
幸せこそが不動の中心であり成功はその周りを回っているにすぎ無いと感じるのです。
これを「人的地動説」と唱えてみると少し気持ちが楽になりませんか。
少し思考を変えるだけで見慣れた日常もコペルニクス的転回で新鮮味が増してくるかと思うのです。
あなた様の勇気ある決断で沢山の僥倖が降り注ぐ様お祈り申し上げます。
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難しい内容ではありますが「幸せだから成功」するという思考は賛成します。
私たちは気付かないうちにフィルターをかけてお金が無いからとか教養が無いからと得られない事を免罪符に幸福の定義を間違えてしまっているのかもしれません。
ご縁ある方に幸多き事を心よりお祈りいたします。

ガネーシャママ



プロはフォームを崩さない vol.46

私は野球を観るのもプレイするのも大好きです。おじさん野球チームでセカンドフライを落球するほどのレベルですが下手の横好きで時間が合えば仲間達と草野球に没頭しております。さて、野球好きの方ならご存知かもしれませんが、王貞治さんのプロ根性についてお話しさせて頂きます。
今から50年以上前の話です。
昭和39年子供の日、広島×巨人戦。記録続きの王選手の打率を阻止する為王シフトなるものが編成されました。ファーストはライン一杯、セカンドは一塁寄り、ショートは二遊間、サードは三遊間、外野は全て右方向に移動し左をガラ空きにする守備陣で迎え討ちました。
当時広島の白石監督は「右方向の打球を守備の網にかけてアウトにすると言う狙いもありますが、一番の狙いは王選手の一本足打法を崩す事にあったんです。 」結果はどうだったか。左腕大羽進投手の2球目をとらえた王選手の打球は、一塁フライとなりこの時間、場内の大きなため息とともに王選手の大記録は途絶えてしまいました。
しかし続けて王シフトを挙行した第2試合(8回戦)では、シフトを開始した打席でバックスクリーンのわずか右へ18号ホームランを放たれるなどして4打数3安打を決められる結果となり、結果的にこのシフトは功を奏しませんでした。
つまり白石監督の本当の狙いは王選手がフォームを崩して打者としてスランプに陥らせる心理戦だったのす。
しかし王選手は動じず引っ張る一本足打法を変えません。
流し打ちをすれば簡単にヒットが出たのです。そうすればフォームを変えなくてはなりません。眼前にある利益を破棄してでも自分のフォームだけは守り通す王選手の心意気に私は今でも尊崇の念を抱いております。プロは一時的にスランプに陥ってもフォームを崩さない事の大切さを学んだのです。
これは自分のブランディングを作り上げる過程で大変参考になると思うのです。
肉を切らせて骨を断つ精神はきっと肉厚の人生になると強く信じております。

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私はもっぱら野球観戦が好きですがかつてのON世代ではありません。
しかしその後のイチロー世代で彼の徹底したプロ根性に深くリスペクトしております。
独特のフォームやグローブを毎日磨くなど公になっていない地味なルーティンワークを崩さない事や験を担ぐ姿勢は見習いたい所ですね。

ガネーシャママ



故人の印鑑について vol.45

よく故人の印鑑を削って篆刻して欲しいといったご質問を頂きますが弊社では原則お断り申し上げております。
理由は二つあります。
一つ目は物理的に素材が古くなっているため削り直し「柄(え)擦(ず)り」をする段階で印材が欠ける可能性がありますし、篆刻は深い手彫りですから彫り進める過程で文字や枠が欠けた時点で仕事が頓挫する事がある為です。
二つ目は通常6cmの長さが短くなる事で寸足らず「身を縮める」という意味があり昔からの畏怖がある為です。
例えば高級な仏壇が無料でも他家様の魂が抜けて居ないモノは畏れ多く気持ちの悪いものです。
印鑑も同じで正当印相学では「一生モノ」として使って来られた印鑑は精が入っていると考えられております。
印鑑供養に持ち込まれる印鑑を眺めておりますと短い印鑑が非常に多い事に驚きます。お客様に故人様の最期や人生録をお尋ねると不遇と思われる事象が多ございます。
若くして事故に遭われたり突然、病に臥して逝去されたりなど、それが全ての根源ではございせんが縁起物は出来上がったモノに手を加えない事が通説かと存じます。
弊社ではご印鑑をご購入頂いた方に限り印鑑供養を賜っております。
毎月沢山の旧印を供養させて頂きお客様のご先祖に哀悼の誠を捧げております。
安心したという言葉に全ての肩の荷が降りた気が致します。
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印鑑は縁起物として大事にして扱って頂きたいモノです。
欠けたり割れたりした印鑑は良くないと祖母が良くないと子供の頃聴いたことがあります。
故人の印鑑の処分は正直どうして良いか分からないですよね。基本は三回忌を過ぎてからぼ供養が最善だそうです。

ガネーシャママ



ちょっと深い決断と印鑑の関係性 vol.44

私達は朝起きてから様々な小さな決断をしております。
パンを食べるかご飯にするか、新しい人と繋がれるかどうか、買い物に出掛ければ決断の連続です。
私にも大きな決断は沢山ありました。初めて車を自分のお金で買った日。妻と結婚を決めた日。
帝王切開で双子が生まれた日。
どれもかけがえの無い大きな決断の連続でした。そしてとても不安でした。
しかしその不安や恐怖も過ぎてしまえば包摂して愛せるのです。
決断には恐れや不安が付き物です。現代の様に情報が横溢している最中大きな決断は先延ばしにする癖がついてしまう風潮にありますが決断をしなければ新しい世界は見えて来ません。私達は毎日前に進まざるを得ないのです。意思決定の礎はしるしを点ける事です。あなたの人生を新しい世界に誘うしるしは確かな裏付けあってのものです。
印鑑は必要に迫られて仕方無く急いで用意するものでは無く自分自身をしっかりと見据えた上で作印されます事をお勧め致します。
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あの時決断して買っておけば良かった!!
という後悔は私もしょっちゅうあります旦那さんが決めてきた買い物を責めることも、、でも一度決めたものを取りやめると不思議と自分が大切にしていたモノが無くなったり楽しみにしていた旅行が頓挫したりと良いことはありませんでした。意思決定の神様は何処かでみているのかもしれません(^_^)

ガネーシャママ



古事記は現代も人口に膾炙したバイブル vol.43

古代日本は漢字より前に大和言葉がございました。和語の数え方はご存知でしょうか。昭和前半世代の方は懐かしく感じるかも知れません。
「1(ひ)2(ふ)3(み)4(よ)5(い)6(む)7(な)8(や)9(こ)10(と)」
と言われておりました。これは古事記や日本書記に記載されている歴然とした史実です。例えば(おとうさん)は数的にも10の満ち足りていて尊しの意味があるから敬語と敬称の「お」と「さん」が付いて「おとうさん」となりました。
そして「ことば」も「琴の音色を葉に移し想い伝える」と何だか浪漫を感じます。言葉は琴の音。つまり9と10の繋がりで位の人にしか和歌を詠む事が出来ず琴は高級品です。ですから街中に幕府からの書状を翻訳する人が商いとして沢山おりました。次に「おかあさん」はとても大切で大和言葉には「火(か)、日(か)」はカッと熱く輝いていて力(パワー)そのものであって万物の命の源で、「あ」は大和言葉の「生(あ)れ」からの由来で愛のエネルギーで命を生み出す事を意味します。
お父さんは尊い存在。
お母さんは太陽と愛の塊。
この相関関係に差別など無く古代人は矜持を持って命がけで家庭を守ったに違いないと感じます。古事記は天武天皇の勅令により稗田阿礼(ひえだのあれ)が口述し、編纂されました。大和言葉を研究していくと人口に膾炙した内容でつくづく日本人は平和を望み、違いを敬い、利他に生きた痕跡があります。
現代もお母さんは太陽であってほしいですし、お父さんは敬われて欲しいなと心底願っております。
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古事記と云われてもなかなかピンと来ませんが大学で読み方やレ点等を習った経験はありますがここまで私たちの生活に踏襲されているのは驚きです。
昔から当たり前だった事が今ではそうでは無い事に少し違和感を感じますが日本人として誇りを持って生きたいものです。

ガネーシャママ



教誨師(きょうかいし)から学ぶ死生観 vol.42

少し重たいテーマですが大切な事なので3年悩ませた記事を書きます。賛否はあれど死刑制度を導入している我が国ではこれを支える人もまた人であり、死刑囚も人の子で彼らも人の子を殺しています。
国家権力で仇討ちする形ではありますが最期は教誨師に説法を聴き人間らしさを少しでも喚起してもらう為、その後健康である事を確認して絞首刑が執行されます。
 執行は午前中に終わり、死刑囚は死刑執行を朝知ることとなります。刑務官は午前中で仕事が終わり一合の日本酒を振舞われます。
 法務大臣の印鑑1つで絞首執行され全身の体液が放出され身長は30cm伸び痙攣しながら断末魔の苦しみと逝去を見守る刑務官。
 東京拘置所の刑場は北東の表鬼門にあり気学では土に還りて生き返る北東の位置にあるのもせめて冥土では罪を犯さぬ様国家が忖度したのかも知れません。国民の知る権利はここまで知って初めて死刑反対、賛成の議論が成り立つと思うのです。
 命について軽んじられている昨今、この事実には人間たらしめる臭いを感じ、涙腺が弱くなります。人間、健康な時は何でも出来る気になりますが私達は悉く脆い存在です。
教誨師の名言は最期迄教誨を断り続けた死刑囚を刑務官が刑場へ連れて行く際「教誨師の立ち会わない死刑執行は殺人である!君ら殺人者になりたいのか?!」この一言でこの死刑囚の執行は伸びて教誨を受けてから刑を全うされた事実もあります。「死こそ生あるものであり、人間は蠢(うご)めく幻である」戦地で散った英霊の言葉。 そんな歯痒い言葉を眺めながらまた少しずつ時間が減り、少しずつ未来を知る事に私達は自覚を持って生きていたいものです。
皮肉にも印鑑はこんな時でも必ず必要です。法治国家の日本で印鑑を捺印しなくて良い風潮にあるのは少額の買い物をする便利なキャッシュカードを作りますから馴染みが無いだけで入院した時の柄受け人、麻酔許可証、出生、死亡届けなど役所への諸々の報告などには印鑑は必要です。
生きることは歴史を遺す事で死んだ後は歴史を清算する時なのです。しるし、とは印鑑を押して公に認めてもらう事でもあります。
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今回は本当に重いテーマでした。涙が自然に溢れてきます。
死刑制度の廃止の議論はよく耳にしますがここまで具体的に内部開示をして初めて民主主義が成り立つのではないかと私も思います。
敢えて見たくないものから目を背ける風潮にある中知った上での死生観は又違った風景が見えてくるのかも知れません。

ガネーシャママ



凜とした花として生きる vol.41

問題提起が生まれて動機付けが始まり解決方法へ導く為に毎日は薄皮を剥ぐ様に一切は過ぎていきます。私達の身体の細胞は9年で全て生まれ変わっています。骨も皮膚も内臓も全て古いものから新しいものへ変遷しております。
変化から進化への流れは常に行なわれており、顕在的進化は自分の内包されている種をいかに花にするかであり、しかもその種は無限です。
九星気学も9年が1サイクルで推移していきます。10という踊り場が無いのはこの世に肉体を持ち生きとし生ける者は割り切れる球体の上で中に浮き悟る事が無理だからです。
とりわけ、星の流れによっては追い風に乗ったり向かい風だったり八方塞がりが立ちはだかる事もあります。重要なのは一つの事象が起きた後自分がどんな選択をしどんな行動を取って行くかで器の大きさが変わっていきます。
確実なのは厄年は必ず回って来ますし、逃れられない時間の轍を重ねて行かなければならない事です。年を重ねて行きながら何処まで歩いていけるか視界を広げるためにも自分自身を見直す時間が必要ですし、自身の足跡を残す印鑑も必要です。
何故なら私文書や契約書は意思決定の塊だからです。
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私達人間は歳を重ねながら衰えて行き進化しくのですね。つまりは進化とは魅力作りでもあるのです。

ガネーシャママ



手放す勇気 vol.40

透明のアクリル板で出来た箱にエサが有ります。腕だけが入る小さな穴が空いています。
猿にそれを見せると一目散に手を入れてエサを握りますが穴が小さい為手が抜けません。
エサは掴んでいるのに口に入れられないのです。
これは一種の心理学ですが簡単に物事の結果には辿りつけないですよ…というテストなのです。
猿は匂いはするし掴んではいるのに箱から手が抜けず暴れて腕を怪我するか手放すかの選択を迫られます。手放せば他のエサを探す自由が与えられますが一つの物事に固執すると不自由と怪我が与えられます。これをそっくり人間の心理構造に当てはめると、、、
私も身につまされる事が沢山あります。ここで大事な事は「手放す事の勇気」が要諦なのです。目の前に大金があれば誰でも心は揺れ動きます。
しかし、巷で起こる事件の根源は簡単に与えられる事の悲劇が全ての原因です。ストーカーや強盗、詐欺、遺産相続問題、尊属殺、脱税など挙げればキリがありません。しかし人間の心理状態は同じ源で「簡単に物事の本質を手にしようとする安易な思考」から悲劇が生まれるのです。
成長しないと手に出来ないもの、ある知識が無いと手に入れられ無いものは沢山ありますがその人に与えられた道程はかけがえのないものです。
結果は後からついてくるから今日は一日これをクリアにして何かを手放していくと言った生活を続けていくと、とてつもない僥倖が与えられるものです。

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アメリカで大成功したヨシダソースの吉田潤喜さんは貧乏でも与える事の重要性を知っていた為大富豪になっても道を間違えず明るく与えられ続ける人生を歩まれています。私達は猿ではありませんが煩悩は消す事は出来ませんし消す必要も無いのです。ただ思考を与えられた霊長類は単調な結果だけでは耐えられない生き物でもあるのを心掛けて生きたいものです。
参考にしたいですね。

ガネーシャママ



いじめ 惨め いいえ vol.39

私がPTAを拝命させて頂いてから酷くて分かりやすいイジメは耳にしませんが私の子供達同士で集団での諍いはありました。
鳴いて帰って来た日もあったのです。
無理もありません、個性の塊を一つの教室という同じ箱の中で半日以上過ごす訳ですから、、、
当然違う価値観を持った他人と同じ空間を共有しなくてはなりません。
大人でも同じですが集団の中で馴染めない人を精神的に攻撃し、疎外感を与える事を心理学では「劣等感の投影」と言います。
誰しも幼い頃の負の感情を持ったまま大人になります。
その劣等感は他者を通して疎外感を与える事で自分の弱さから目を背ける事が出来ます。
たまたまそこに居合わせた人も通底する所がありますので自分より少し劣る者、優れている者を攻撃して溜飲を下げるマウンティングが始まります。
「持たざる者は意地の悪い評論家になる」心理が同調圧力により生まれる台風の様に「順送り」という自然発生的なものとして研究が進んでいますが根絶は不可能です。
学校や政府が制度化したものは必ず破られる事となります。
私もいじめられた経験があるので疎外感は凄まじいものがあります。
家庭の中、近所、友だち、親戚、カウンセラーなど
逃げれる所があれば直ぐに行動を起こして頂く様切に願います。
母音を同じくして
~イジメ 惨め いいえ~
をスローガンにしてハッキリ惨めな事はお断りです!
と意思表示し、安心出来る場所で嵐が過ぎ去るのをらまちましょう。
この心理は古今東西変わらない心理構造だからです。
弊社はご縁のあるお客様にはしっかりとご相談に乗っておりますので一つのシェルターとしてご活用頂ければ幸いです。
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「いじめは制度では解決しない」まさにその通りですね。女性社会でも男性の縦割りと違った陰湿ないじめは大人のコミュニティーでも存在します。
はっきりNO!を突きつけ然るべき処置を行って頂きたいものです。


ガネーシャママ



環境に適応する能力 vol.38

新学期が始まりました。
原点に帰巣する春の嵐…新しい環境になり見る景色や匂い、肌感覚がいつもと違う中で期待に胸を膨らませる人、こんな筈じゃなかった…
様々な人の「気」が入り混じり、心にさざなみが起こる時期となりました。
そんな時角度を変えて視点をずらして俯瞰して物事を捉えると落ち着いて参ります。
まずは自然や動物から学べる事は沢山あります。
例の一つとして、広大なジャングルにあるイグアスの滝を寝ぐらにしているオオムジアマツバメは見事に自然と環境に適応しています。
なぜなら体長17cmで絶壁に捕まって居られるフック状の爪。180度回る柔らかな首。
かれらはは適材適所に最低限の持ち物で最大限のパフォーマンスをして生活をしています。
人間が考えるロジカルな物ではなく、もっと深い知見で生きています。
幕末の儒者、佐藤一齋は「言志四録」で下記の様に述べています。

~少年期に学べば壮年に役立ち
何事か成す事が出来る。
壮年の時学べば老年になって気力の衰える事無し。
老年に学べば見識高くなり社会貢献出来る故死してもその名、朽ちる事無し。
終身の計は人を樹うるに如くは莫し~

学ぶ喜びは学校だけでは無く知性的に生きたいと思うだけで人は年齢問わず身を助け、人をも助ける。
そんな人が誉れ高い仁君になれるという隠喩だと感じます。
便利という時代の変遷で人間が変わる事は時の趨勢で仕方ない事ですが便利は幸福と一対では無い事を肝に名じないといけないと切に感じます。
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私の校区も入学式でした。クラス替えでお友達の離別や接近に笑ったり落胆したりと懐かしく感じる後ろ姿、、
なんとも微笑ましいモノです。


ガネーシャママ



何も無いから見えるモノ vol.37

47歳で日清戦争の矢面に立った海軍司令長官東郷平八郎。
清国の大きな船に対し大日本帝国の船は木の葉の様だ。
この戦は勝てない、、、
と誰もが狂奔する中、東郷は「こんな国怖くない」と呟いております。
並々ならぬこの自信はどこから来るのでしょうか。
それは清国の戦艦鎮遠(ちんえん)に干された洗濯物だと言います。
つまりどんなに大きな船も人間が操縦している。整理整頓しない人間に負ける気がしないとイギリスへ留学した経験のある彼には鋭い炯眼があったのでしょう。
小さい国に小さい船しかないのならば小回りの利く奇襲攻撃(ヒットアンドアウェイ)を仕掛ける戦術で日清戦争を見事に勝利しました。その後の日露戦争にも東郷は独自の知略と運の強さで命がけで最前線に立ち勝利します。
洗濯物をヒントにするなんて少しお茶目ですが船は蒸気で走る時代、本当に日本は貧しかったと鑑みれます。
現在は皇居から見て南西の方角、つまり裏鬼門の場所に東郷神社として祀られております。乃木坂で知られる乃木希典も同じ南西方向に乃木神社が祀られています。
それにしても日本は動乱の時程、素晴らしい人材を輩出しています。無い所から視点を変えると在る所が見えて来ます。
翻って現代は無いものを探す事が難儀です。ただ一つ失ってならないのはあなたというかけがえのない存在を腐らせ無い事です。
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戦争の話しは残酷なシーンが多いので目を背けたくなりますが私達の先祖が灰色の日本を生きて来た事も事実です。
その事実の連鎖があなたの存在なのです。
影で支える印鑑は世界で二つと無いモノであって欲しいと心から願っております。
人の値打ちは何か大きな功績を遺す事では無く連綿と続く恩義のリレーなのです。
その足遺はしっかりとした印鑑と印面です。


ガネーシャママ



散る桜 残るサクラも 散るさくら vol.36

岐阜はもう散ってしまいましたが、新しいランドセルを背負った新一年。
桜吹雪の中、抱えきれない希望を胸に校舎へ入って行く姿を見て感極まる親御様を幾度となく見届けてわたしも胸が熱くなります。
入学式は葉桜になってしまいそうですがいつも通りPTA役員として見届けさせていただくつもりです。
ちなみに桜は冬が無い南国では花弁が開きません。
日本本土は厳しい越冬を経てようやく彼岸が来て花の便りが来る様に四季に合わせて人間の規律が生まれたものと感じます。
散り際の美学は戦時中は「桜の木の下には屍体が埋まっている」と言う考え方があったり、本居宣長の「もののあはれ」といった美的理念に基づき先の大戦で戦死された兵士を若桜、ロケット特攻機に「桜花」と名付けられたり時代や味方によって様々ですが共通する視点は一つで「死生観」だと思うのです。
つまり、美味しい部分は一時で腹八分目で抑えてありがたく愛でる日々を送りましょうと言う秩序を自然から学ばせて頂いていると思います。
同じ花でも散らない花が美しいという価値観の国もありますが、年中咲いている桜は価値が無いと感じる日本人の潔さという崇高な人間性に誇りを感じて生きていたいです。
高級なバカラグラスも割れる事が前提で価値を担保しているのです。かくのごとく人の命も限りある時間だから良寛の詠んだ
~散る桜、残る桜も散る桜~
が私たちの死生観を上手く表現出来ているに他ならないと思う次第です。
新しく印鑑を新調されるお客様がこの時期になり集中するのは自然の叡智を潜在的に享受されていると思うと日本人で良かったと思う今日この頃です。
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日本人の心、大事にしたいものです。


ガネーシャママ



西条八十(さいじょうやそ)翁から紐解く一流の嗜み vol.35

私は昭和50年代の生まれで西条八十さんの事は知りませんでした。
村田英雄の「王将」も彼の作品だそうです。
趣きを変えて唄から人生感を俯瞰してみましょう。

~唄を忘れた 金糸雀は
象牙の船に 銀の櫂
月夜の海に 浮かべれば
忘れた唄を おもいだす~

これは「東京音頭」「青い山脈」「若鷲の歌」などで知られる作詞家西條八十(さいじょうやそ)の詩です。
童謡から歌謡曲、軍歌まで幅広く作品を遺された功績はいまでも語り継がれてございます。ピアノの鍵盤は昔、象牙を使っていました。ジョンレノン然りです。(軽井沢 万平ホテルに寄贈)
管楽器は木で出来てるモノを別にすると、ある程度以上のレベルのモノは銀で出来ています。
比喩として月夜といえばベートーヴェンの「月光」ですが。
特別に綺麗に鳴くカナリヤは普通の鳥とは違い唄えなくなった時は象牙の船に乗り銀で誂えた櫂で海を渡り月夜を見上げればまたキレイな声で鳴ける。特別なんだ、ということを雰囲気として伝えるためでもあります。
我々の存在も決して当たり前の生き物ではなく特別に必要とされて存在しております。
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カナリヤの様に特別なのだと言う矜持はとても大切ですね。
一流の人に認められる人は一流のモノを纏いまた一流のサービスや商品を提供できると言います。
古伊万里に西陣など然りで印鑑も全く同じです。矜持を持った人が自分自身を最大限に活かせる伴侶として活用したいと願って止みません。


ガネーシャママ



人生の価値は質の高い時間を過ごせるか否か vol.34

気がけば時は過ぎ月曜日朝思うのは早く週末にならないかなぁ、、
と満員電車の中で揺られている方も多いでしょう。
私も子育て母として憂鬱な時もあります。
質の高い時間とは何なのか杉江に聴いてみました。

「時空におけるアインシュタインの相対性理論は有名です。
好きな事をやっている時や夢中になっている時は時間が早く過ぎ、待ち合わせで人に待たされる5分は1時間遅く感じます。
思考を変えて、病に罹患した苦しみを考えてみます。
苦しみに向き合う時間は確かにこの世の地獄です。
しかし病が全快した時の爽快感は言葉に出来ないですよね。当たり前の風景、顔に当たる風、全てがありがたく感じありのままの自分を見つめ治せるのです。
つまり苦境に立たされた時は自衛本能が働き人間の身体は再生本能が「生きる」コミットメントをします。
そうすると時空は揺蕩つ炎になり痛みを伴ど生きる事に夢中になります。
だから風邪を引いて苦しい時間は自分の身体は生きようとしていると感じて頂くと時間の質が変わります。
これぞ逆思想の相対性理論です。
孤独感や疎外感など気が遠くなる様な悩みなども時間が全て正しい方法で解決していきます。例えば少子高齢化問題はそれの最たる例です。
だとするならば人生は明るく楽しく出来る事なら新しい事に挑戦してみるのも良いかもしれません。
なぜなら昨日より確実に時間の累積はカウントされているからです。
生き方とモノの価値は質の高さに比例します。」
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苦しみも生きる為の痛みであり前向きに考えてみれば過ぎてしまうと一皮向けた自分を誇らしく思う事もあります。印鑑も意に沿わない時に使用する事もあるでしょうが歴史を紡ぐ道程ですね。 100年続く印鑑をあなたに...をスローガンに開新堂は共に歩み続けます。

ガネーシャママ

印~しるし~とは想いを刻む道しるべ  vol.33

よく名は体なりと言います。
印は人なりとも聴きますが歴史の重さに感動します。
聴いてみましょう。

「江戸時代まで日本は(士農工商)という階級制度により、1部上流階級の人たちしか(苗字)を持ち、印鑑を使うことが許されていませんでした。
この太政官布告により一般の人たちも姓を持って名乗ること、そしてご自身の生命の刻印された実印を持つことが許されたのです。
あなた様が誕生した理由は数え切れない先祖様が遺した命のリレーで成り立っております。
あの徳川家康も略名です。
「徳川次郎三郎源朝臣家康(とくがわじろうさぶろうみなもとのあそんいえやす)」
と大変長い名前でしたから持っていた印鑑の印面は「福徳」の二文字です。
験担ぎを是としていた家康らしい意思決定です。
ちなみに弊社が在る場所は岐阜県岐阜市。
かつて織田信長が鎮座していて岐阜の名付け親なのです。
そんな信長の印鑑は「天下布武」
と信長らしい意思表示をしておりますね。
つまり印鑑をもつ事で願いを込める事が当たり前だったわけです。
名前に隠れた画数や漢民族からの漢字を動物の骨や角に篆刻する事は呪術的で在る事が自然な事です。
開新堂には縁がある意味の横目印材がございます。
生地からのオーナーメイドで独特自然な縞模様があるのは大変珍しいのでご好評いただいております。
人に歴史あり、印~しるし~に想いありです。」
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印鑑には想いありが正解でしたね。
開新堂には様々なお客様のケースをお聴きし最適と思われる印材と彫り方を提供できます。一度お電話にてご相談下さい。

ガネーシャママ

「ハチドリのひとしずく」の美学     Vol.32

杉江が社会人として駆け出しの頃のおはなしです。今は根性論を声高に挙げることが難儀な時代になりましが二十年前は性根から叩き込まれる会社が多かったですね。杉江もその中の一人としての経験者。はなしをきいてみました。

「とりあえず、病気がちで人見知りをなおすにはまず度胸だ!ということで訪問販売のセールスマンになりました。
営業の現場は厳しく夢ばかりが独り歩きして空回りする事が沢山ありました。
しかし、不確実と知りつつも愚直に、小さくても確実にやり遂げる人が数字を残しておりました。私も書店に通いテクニック論を読み漁りましたが実にななる事は少なく現実との乖離に悩まされました。世の中に溢れている自己啓発本はあくまで方法論です。インド独立の父ガンジーはイギリスの植民地化に徹底抗戦をし、非暴力で塩の行進をし始めた時は一人でした。マザーテレサも貧しい紛争地で瀕死の兵士の為に祈り、慈愛を与え続けました。彼女が死去された時「神の愛の宣教者会」のメンバーは4000人を数えました。何もせずに諦めるのはスマートですが、諦めの悪い人が最後に大成する理由があります。それは目の前にある自分が出来る事を毎日やり抜く胆力にあると感じるのです。ハチドリの想いは山火事を消すと言った結果論ではなく、やるべき試練から逃げない清貧さが崇高なのだと思うのです。情報の多さにかまけて嘲笑するライオンやキリンになっていないか、挫けそうになったらまず何が自分にとって最善で継続できるかを考え続ける事が成功の要諦であると感じます。」
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情報の多さにかまけて嘲笑するライオンやキリン・・・・
私の心にグサリと刺さりました。何をやっても駄目だ、目立つ人間は潰されるという風評の中無難に過ごせれば良いなと思っていることがすでに嘲笑していることになるのかもしれません。
スタバにいくと置いてあるご本です。是非手にとってご一読下さい。

ガネーシャママ

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